たまごやきとは
卵液に、出汁、塩、砂糖等で味付けをし油を引いた調理器具で焼き上げた料理。一般的には四角い卵焼き器で、四角く焼き上げた厚焼き玉子を指す、日本料理です。
お弁当のお供にはかならず入っている黄色くて四角い卵焼き。
欧米や、ヨーロッパでは、卵液を巻いて作るのが珍しいみたいで、
アメリカの友人に会社でお弁当をのぞかれたとき、「それはなんだ?!」と「どうやってつくるの?」と聞かれたことがあります。
日本が誇る日本料理の代表の一つ、そんな卵焼きにフォーカスしてみました。
卵焼きの歴史
日本人が、卵を食べるようになったのは、江戸時代のころで、今のような厚焼き玉子が出てきたのは、江戸末期から、明治になってからと言われています。庶民が食べられるようになったのは、量産が進んだ明治時代に入ってからのことです。
江戸時代に書かれた「万宝料理秘密箱」(まんぽうりょうりひみつばこ)という有名な料理本の中の「卵之部」(たまごのぶ)に、めずらしいたまご料理の記載部分を掲載した「卵百珍」(たまごひゃくちん)という記述があります。その中には、103種類の卵料理が紹介されています。
料理が紹介されているからといっても、やはり卵は高価な物でしたので、一部の特権階級や裕福な商家などの食べものであったようです。
量産ができる明治はじめくらいまでは、庶民がお目にかかれるのは、箱の中に籾殻を入れて卵が割れないように大事に持ち運び、滋養強壮として病気の人へお見舞いにもっていく為のという貴重な食材でした。
昭和中期には『巨人・大鵬・卵焼き』という言葉が流行するほど支持を集め、お弁当の定番としての地位を不動の物にしていますね。
卵焼きの味付け
よく、卵焼きは、「甘ーいの」それとも 「しょっぱいの」どっちが好き?というやり取りがありますよね。
面白いデータがあります。
ほぼ全国お砂糖で甘ーくが主流ですが、関西地方近辺は、出汁をいれてしょっぱめが主流となってます。
沖縄は、意外に塩だけの味付けです。甘ーい味付けのイメージがあったのに以外でした。
わたし、どっちも好きですー。
出汁が効いた卵焼きに大根おろしと醤油をかけて食べたり。
甘ーい卵焼きをお昼のおかずにしたり。
更に、にらを入れて巻いたり、のりをいれて巻いたり、本当にいろんなバリエーションもありますよね。
定番の一品だからこそ、それぞれの家庭の味や好みなどが色濃く反映される「卵焼き」。
食べたいと思ったとき、冷蔵庫に常備している卵ですぐに作れるところもいいですよね。
卵焼き、たべたくなってきましたよね。
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