2020年5月3日日曜日

お砂糖の種類知ってます? お砂糖を見直してみよう。


seize the day, お砂糖の種類
提供者:Suzy Hazelwood

お砂糖の種類って結構あるの、ご存知でしょうか?

今回身近な食材、よくご家庭にある砂糖について
調べてみました。


製造方法の違いが色の違い 
砂糖には大きく分けて 

白 茶 

の2種類の色があります。

茶色い砂糖はさらにそこから更に
2つに分けて考えることができます。



まずは白いお砂糖


seize the day
提供者:Wilasinee Pongtaworadate



原料は「さとうきび」と「さとう大根(てんさい)」です。
白い砂糖は、原料から不純物やミネラルなどを取り除いて
作っています。漂白しているわけではないです。
白い砂糖の主成分「ショ糖」は本来、無色透明の結晶なのです。
この結晶が光を反射することで白く見えているんですって!


    


上白糖
どのご家庭でも一度は目にしたことのあるお砂糖ではないでしょうか。コクのある強い甘みが特徴です。
保湿性があるためお菓子に使用すると
しっとりと焼きあがるカステラや和菓子に向いています。
焼き色がつきやすいため、クッキーに使う場合は
焦げないよう注意が必要です。

グラニュー糖
上白糖をさらに精製したもので、上白糖より粒子が細かいので溶けやすくダマになりにくいです。クセのない甘みのが特徴です。
クッキーならザックリと歯ごたえのある食感に焼きあがります。
ジャムづくりなんかもフルーツの風味を邪魔することなく
出来上がります。

粉糖
グラニュー糖を細かく粉状にしたものです。
非常に溶けやすいのが特徴です。
クッキーならきめが細かく、ほろりと崩れるようなサクサク感に
仕上がります。
ガトーショコラなど、ケーキのデコレーションにも使ったりします。

  
    

次に茶色いお砂糖


seize the day
提供者:Melanie Shires


最初に書いたように茶色いお砂糖は2種類に分かれます。
カラメル化しているお砂糖かミネラル分豊富なお砂糖か
の2種類です。

三温糖は、上白糖の結晶を取り出した糖液を更に何度か煮詰めて
カラメル化させて作っています。
ミネラルはほとんど取り除かれています。
カラメル化して茶色くなっている茶色い砂糖で、
三温糖は日本独特の製法のお砂糖です。


一方、黒糖、きび砂糖、てんさい糖は、
ミネラルなどを残した状態で砂糖にしているので茶色いのです。

*たまに三温糖が上白糖よりミネラル分が多く
健康に良いと勘違いしていることがあるかと思いますが、
三温糖にはほとんどミネラル分は含まれていないのでご注意くださいね。
三温糖の茶色はカラメル化した色で、ミネラル分の色ではないのです。


三温糖
日本特有のお砂糖です。三温糖の袋を開けると、
香ばしい香りがします。三温糖は、和食に使われることが多く、
上白糖よりもコクや香ばしさがあるので、
煮物や照り焼きにオススメです。

黒糖
さとうきびの絞り汁を煮詰めて作る砂糖です。
ミネラルやカリウムが豊富に含まれています。
独特の風味が特徴です。そのまま塊を飴のようになめたり、
コーヒーや、紅茶に入れたりします。
煮物にコクを出したりするのに用いたりします。
蒸しパンや、豚の角煮なんかにもよく使われます。
小さいころによく近所の製糖工場の黒糖を食べていました。
あの作りたての独特の風味と香りが今でも忘れらない。
小さいころの思い出の味です。

きび砂糖
きび砂糖は、さらに黒糖を精製して作られます。
きび砂糖もミネラル分を含んでいるため茶色です。
きび砂糖は、さらさらした粉末が特徴で、
どんな料理にも使えます。
黒糖に似た風味があるので、黒糖が好きな人におすすめです。
ピクルス液など色を付けたくない場合や、
ジャムなど素材の味を活かしたいときはくせのない
上白糖やグラニュー糖のほうが良いかもです。

てんさい糖
さとう大根(=てんさい)から作られる砂糖です。
てんさいは、北海道のような寒冷地で育ち、
熱帯で育つさとうきびに比べ、
身体を温める作用があると言われます。
ミネラル分を除去せずに作るので、ミネラルも豊富。
また、てんさい糖には、オリゴ糖も含まれるので
腸内環境を整える働きもあります。
さっぱりとした甘みで様々な料理にも使いやすいです。
しかし、洋菓子作りや色を付けたくない料理には、
グラニュー糖や上白糖が良いと思います。



まとめ
今回はおうちによくあるお砂糖をまとめてみました。
これ以外にもいろんな種類があります。
お砂糖を使い分ければもっと料理も楽しくなるはずです。
砂糖の種類によって甘さや、栄養素、風味なんかが変わってきます。
自分の作る料理によって使い分けたり、
または、意外な組み合わせて楽しんでみたりしてみては
いかがでしょうか。

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