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コロンとしたかわいい形で女子の人気が高い
マカロンについてのお話です。
マカロンとは
アーモンド、砂糖、卵白で作った半球形の焼き菓子です。成分の半分以上が砂糖で、とーっても甘いお菓子です。
よく見るマカロンは、焼き上げた2つの間にクリーム、ガナッシュ、ジャムなどををはさんでコロンとしたかたちに仕上げます。どちらかというと生菓子に近く、繊細なお菓子です。特に高温には弱く15℃以下の環境、もしくは冷蔵庫に保管することおすすめです。
マカロンの歴史
マカロン発祥には諸説あり、はっきりしていないところがあります。
その一つ、イタリアが発祥の地という説です。語源はパスタのマカロニと言われています。16世紀にフランス国王アンリ2世に嫁いだ、カトリーヌ・ド・メディシスによってフランスに持ち込まれたと言われています。
そのほかにも、8世紀フランスのコルムリー修道院で初めて考案されたという説もあります。現在は、フランスを代表するお菓子には変わりはありません。17世紀頃にはすでにフランスで広く作られるようになりました。
1832年、老舗「ダロワイヨ」がマカロンリスと呼ばれる表面がツルッとした、アーモンドのクリームをサンドしたものをパリで最初に発売したのが、現存しているマカロンの原形と言われています。これは正式には「マカロン・ド・パリジャン」と呼ばれます。私たちがよく目にするあのマカロンです。
フランスでは地方ごとに違ったマカロンがあります。ですが、使われている素材はほとんど同じ、卵白、砂糖、アーモンドです。
ご当地マカロン
マカロン・ド・コムソリー
先ほど歴史の中で紹介した、791年にコルムリーの修道院で最初に作られたマカロンで、フランス最古のマカロンといわれているマカロンです。ドーナツみたいな形をしてます。
マカロン・ド・ナンシー
表面がひび割れたクッキーのようで素朴なお菓子です。このお菓子は実は江戸時代に日本に伝えられた最初のマカロンだと言われています。日本では、「まころん」という名になり、アーモンドではなく落花生を使って作られました。
実は遠い江戸の時代にマカロンは日本に来ていたんですね!
現代の私たちが、普段見ているマカロンとは、全くちがうものです。
まころん |
マカロン・ド・サンテミリオン
マカロン・ド・ダミアン
フランス北部ピカルディー地方で作られているマカロンは、クッキーのような分厚い生地にハチミツやジャム(リンゴやアプリコット)を使っているため、表面はかりっと、中身はねちっとした食感が特徴です。
私たちがオシャレなケーキショップで見かけるあの、かわいいマカロンにも、いろんな歴史、種類があります。
女性の心だけでなく甘党の男性の心も釘付けにすること間違いなしのマカロン。小さいけれど、ほとんど砂糖で出来ていてとーっても甘いのでカロリーには気を付けて!
日本で人気のマカロン
ダロワイヨ
マカロンパリジャン発祥の老舗!
ピエールエルメ
デザート界の巨匠ピエールエルメ!
サダハルアオキ
フランス、日本で活躍する日本人パティシエ
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