ツヤツヤ、すべすべで、パーンとはった表面。
紫色がとても綺麗な夏野菜。
夏の食欲がない時も、美味しく食べることができる食材。
「なす」
私の育った九州の宮崎では、「なすび」と言ったりします。
一般的に、西の地方では
「なすび。」
関東より北の地方では
「なす。」
と呼ぶそうです。
面白いのは、北海道は、「なすび」と呼ぶ方が多いそうです。
呼び方で、どこの地方出身かがわかるのも面白いですよね。
小さい頃、実家で、自宅の家庭菜園で母がよく育てていました。
夕飯時になると、母が、
「なすび畑からとってきてー」と、よく言ったもんです。
私は、夕暮れの時の暗くなる夏の日、小さな畑になすびを蚊に刺されながらとりに行き、
たまにナスのへた部分のトゲが、ちくっと刺さり、どきっとしたものです。
ナスのへた部分には、とげがあるので注意ですよね。
いまだに、急いで料理したりするときに、刺さったりしてます。。。
畑から直接キッチンへ運び、料理する。
贅沢な生活ですよね。
今回は、昔、母が作ってくれて、今でも我が家の定番ナスの簡単料理をご紹介したいと思います。
1)ナスの簡単塩揉み
2)焼きナス
3)ナスとゴーヤの味噌炒め
1)なすびの簡単塩揉み
ナスを、縦半分にきり、薄くスライス。
それに塩をかけて、しばらく放置。その後、水が出るまで揉みます。
水と、アクをある程度絞って器に盛ります。
これに、みじん切りの生姜、ごま、しそ等をかけ、お醤油を少し垂らします。
お酒のおつまみでも、食欲のないときのご飯のお供に最高の逸品です。
2)焼きなすび
ナス3本くらい、ペロリと食べれます。
書きながら、今日の夜は焼きなす決定。
ナスのへた部分にぐるりと切れ目を入れて、皮が取れやすいようにします。
あとは、グリルでじっくり焼くだけ。
焼いた後は、皮をすぐむいた方がむきやすいです。
熱いのが苦手な方は焼いたあとすぐに氷水につけて、むいたりした方が安全です。
私は、水っぽくなるのが嫌なので、
あっついナスを
あちっ!あちっ!
と言いながらひたすら、皮をむいてます。
少々、皮がついていても気にしません。
鰹節タッぶりかけて、お醤油垂らしたら
出来上がり。
3)なすびと、ゴーヤの味噌炒め
実家では、西日が当たる窓側に日除けがわりにゴーヤを植えていました。
そここからとってそのまま食卓へ。
なすびは、半月型に切り、ゴーヤはタネをとって同じように切ります。
あとは、油で炒め、味噌、砂糖、みりん、水で、少し煮て出来上がり。
ほんとに簡単。
小さい頃、夏は、このメニューが、いやというほど、出ていました。
これを食べるたびに、暑い田舎の夏を思い出します。
暑い夏の日が続き、食欲がない時の、食卓に作ってみては。
美味しいし旬の野菜を、簡単に食べる方法を、思い出と共にご紹介しました。
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